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“死に至る病”、カラムナリス病の猛威

こんにちは。てきとうおにいさんです。 45センチ水槽で、悲劇が起きました。カラムナリス病の集団感染です。

6~7年水槽をやっていて、病気が蔓延したのは実は初めての経験。今後の参考もかねて、記事にすることにしました。 先日、某通販にて生体を新たに購入し、導入をしましたが、その際に持ち込まれたものと推測されます。

新規購入した個体が1匹死着。さらに1匹、ヒレがやや白濁した弱り気味の個体があり、翌朝には死んでいました。 しかし、事態はそれで収束せず、健康だった先住の魚に次々と感染、同様の症状が蔓延し、急速に容体が悪化。

約3日間で、ラスボラ8匹、ブラックファントム2匹が死亡。 水槽内の生体数が半減する結果に。 発症からおおむね24時間以内に致死、という惨状でした。

今回の症状について

当水槽で発生した症状は、おおむね2パターンでした。

1.体表、ヒレが白くただれる

多くの個体がこのパターンでした。 目視でわかる症状が現れる前に、水草に体をこすりつける動作が見られました。 その後数時間でヒレ→体表の順に白濁。 その時の写真です。 f:id:aqualog:20181123184430j:plain 背びれ、腹びれ、尻びれなど白濁。体表へも感染が見られました。 その後、12時間以内に衰弱、間もなく死亡。

2.エラ腐れ(推測)

少ないですが、エラぐされと思われるパターンも見られました。 この場合は、体表やヒレの白濁はありませんでしたが、明らかに呼吸が早く、 水面付近でしきりに鼻上げをするようになります。 その後数時間でふらふらと力なく泳ぎ始め、間もなく死亡。 体表など目視で確認できる症状がないため、気が付かないうちに急速に衰弱します。

カラムナリス病について

発症後、急速に悪化し、死亡率もかなり高いと言えそうです。 そのため、手を打つ前に致命的な状態になることも念頭に入れる必要のある病気。 カラムナリス病については、以下のサイトに詳細に記述がありますので、リンクをさせていただきました。 http://www.yoshiwo.jp/sick/s02013.htm (Aqualium Clinic) 上記サイトの中から一部引用してまとめます。

◆カラムナリス菌の生育条件

一般には水温5~30度で一部は35度でも発育するそうですが、日本のドジョウから分離されたカラムナリス菌は水温15~35度で良く発育し、適温は27~28度でpH6.5~8.5最適はPH7.5であったようです。また欧米のものでは水温9~36度で適温が30度と広範囲であるとしています。塩水0.5%ではよく発育しますが、2%では発育せず、淡水では水の硬度が高いほど生存期間が長いことが立証されています。

いい加減に塩水浴させると、却って活性化させる恐れがありそうです。

◆カラムナリス病の症状

溶存酸素の比較的多い場所(水面上層部や注水口)に集まり泳ぎがフラフラとしていかにも苦しそうになります。鰭に感染した場合はすぐ各鰭が解けるようにバラバラになり鰭が短くなってしまいます。鰓に傷が付いた場合には鰓から感染が急速に進み死んでしまいます

引用には書いていない部分も含め、 基本的には、エラ腐れ、口腐れ、尾腐れの症状を呈するようです。

エラ腐れは見た目にはわかりませんが、突然エサを食べなくなる、群れからはぐれたところにいるなどの兆候が見られると思います。 しかしながらその兆候が見えた時には、私の場合は手遅れでした。

◆ポイント

カラムナリス菌は、グラム陰性菌

また、水槽内に常在する常在菌で、魚の体力が衰えた場合や何らかの原因で菌数が増えた際に、魚が感染、発症する、いわゆる日和見菌。 この特徴が対処のキーになりそうです。 対策のところでそれについて少し記載します。

当水槽の現状

現在生き残りは、 アフリカンランプアイ×5 ブラックファントムテトラ×3 のみとなりました。 生き残りの個体は今の所目視では発症が確認できず、様子も健康そうです。 f:id:aqualog:20181123184433j:plain 背後に、死んだブラックファントムが沈んでいます(ぼかしています)。 この後すぐに取り除きましたが、この個体は体表がきれいでしたが、呼吸が苦しそうでしたので、エラ腐れと思われます

エビ、貝は全くの無傷でした。 また、実はアフリカンランプアイも全員無傷。 帰宅したとき、死んで沈んだラスボラをついばんでいましたが、全くの無傷。 以前、30センチ水槽で飼育していた際に、口腐れなどでランプアイの半数が少しずつ落ちたことがありました。

その際の生き残りが今回無傷の5匹なわけですが、もしかすると、抗体が体内にできるなど免疫がついているのかもしれません。

 今後の対処について

グラム陰性菌のカラムナリスに対しては、オキソリン酸製剤が効果的のようです。 薬としては、観パラD、グリーンFゴールドリキッドがそれにあたりますが、これはグラム陽性菌である濾過バクテリアには悪影響もなく、エビや水草にも害がありませんので、直接本水槽に投下してもOK。


薬浴させようかと思いましたが、現在残っている個体が健康なため、 こまめな少量換水を1週間継続し、水槽内の菌数を減らすことにしました。 投薬により、当水槽内のカラムナリス菌が中途半端に殺菌された場合、生き残りのカラムナリス菌がオキソリン酸の薬剤耐性をつけ、 今後オキソリン酸が効かないカラムナリス菌が蔓延するという最悪のシナリオが頭をよぎったからです。

日和見菌である以上、いつまた暴走するか分かりません。くわばらくわばら。 ※本当に耐性菌が生まれるかまでは調べてません。 今回の教訓として、


このあたりは今後気を付けようと思います。

  • 生体はショップで状態を目で確認したものしか買わない
  • やばそうな場合はきちんとトリートメントして導入

 

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